仕上げ 浦島 俊秀 〜伝統を支える用具・材料〜
銅器の制作で使用される、用具や材料を紹介いたします。制作に必要不可欠な存在として、伝統を支えています。
仕上げ
仕上げって何だろう? |
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鋳造工程が終わり、元となる形を作った後に、そこから始まる作業が仕上げです。細かい部分の凹凸をより際立たせたり、磨き込んで金属の光沢を出したり、鏨(たがね )を使って模様を打ち出したり。 高岡ではこの仕上げを分業化した歴史があります。 | |||||
鏨(たがね)
金属の表面に模様を彫ったり打ち込んだりする際に使用する用具。表現によって、数多くの鏨を使い分ける。 |
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▲栗/青銅 栗皮の皺、凹凸が実物のよう | |||||
▲獅子 丹念に表情や毛並みが打ち出されている
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セン 主に片手で持ち、金属の表面を削る用具。金属表面の光沢を出したり、薄く削り、金属の厚みを調整する際に使用する。 |
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▲一枚の板から削り出された網代模様 | |||||
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おたふく 仕上げ作業に使用する小さな金槌。主に鏨(たがね)を打って形を整えたり、彫刻したりする際に用いられる。 |
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作家情報:浦島 俊秀 https://suncenter.co.jp/takaoka/database/wp-content/uploads/2021/01/116_r2.pdf
企画/取材 高岡市 地域おこし協力隊 菅野 尚子 |