新クラフトLabo(ラボ)

「新クラフトLabo(ラボ)」は、ものづくりのプロセス、
ものづくりだけではないサービス、仕組みづくりを含めた研究を進めています。

有限会社武蔵川工房
武蔵川義則 Musashikawa Yoshinori

仮説・目標設定

伝統工芸の海外進出やインバウンド向けの工芸品を考えた時に、日本で培われてきた文化に注目しました。
高岡漆器の螺鈿に於いても明治以来多くの日本文化をモチーフにした製品が作られてきました。

行動・考察・検証

いろいろ日本文化をモチーフにしたモノがあります。花鳥風月や絵巻物からとったモチーフ・江戸の文化や琳派のモチーフ・螺鈿では正倉院宝物由来のモチーフなどまだまだ多くの図案が残っています。
高岡螺鈿の一つの特色は、色底螺鈿(貝の裏面に着色または金銀箔を裏付けして使用したもの)にあると思っています。その技法を使っていろいろあるモチーフの中から浮世絵をテーマに製作しました。

(安次富さん)以前、武蔵川さんの工房をお訪ねした時、花札くらいのサイズの手鏡があった。僕は武蔵川さんの作品をきちんと残しておいた方がいいと考えていて、武蔵川さんが得意としているのが花や鳥などの自然物なので、単純に花や鳥を適当に描いて作品を作るのではなく、花札みたいな花鳥風月をデザインに落とし込んだものを参考にしながら作ったらどうかという意図で花札と言った。(中略)武蔵川さんならではの花鳥風月を描いたらいいのではないかと。

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