近年、企業やデザイナーの重要な取り組みのひとつになっているのが、高齢者や身障者に配慮した製品づくりだ。そのテーマは、世界規模でバリアフリーからユニバーサルデザインに移行している。高岡市デザイン・工芸センターは、こうした時代の流れに対応すべく「ユニバーサルデザインフェスタ」(平成13年10月1日〜19日)を開催。国内外の商品などを集めた「生活者のためのデザイン展」、ユニバーサルデザインの概念や商品に詳しい方々を招いた「フォーラム」、一般参加者が生活用品の製作を体験した「ワークショップ」で構成するプログラムを通じて、ユニバーサルデザインの啓蒙と普及が図られた。