「高岡銅器」の一連の鋳造法について、作品制作を通して学ぶ「鋳造コース」。
5/13(土)から2年目の実習がスタートしました。今日も10名の受講生が、ガス鋳型、原型「石膏 挽き型」についてそれぞれの制作を実施しました。
【ガス鋳型】
炭酸ガス(CO2二酸化炭素)で硬化する珪酸ソーダ(水ガラス)が粘結剤として「けい砂」に3~6%添加された鋳物砂を使用する鋳型造型方法です。無機粘結剤で硬化する自硬性鋳型に分類されています。
鋳型にCO2ガスを吹きつけると、水ガラスがすぐに硬化するため、乾燥工程が省略でき、且つ強度が得られるため、様々な鋳物産業で広く利用されています。反応後のケイ砂は、アルカリ性の炭酸ナトリウムを生じるため再利用できません。
●参照:鋳物砂型の製造 CO2(川口液化ケミカル)
https://klchem.co.jp/blog/2006/09/post-194.php
【原型「石膏 挽き型」】
受講生それぞれがデザインした回転体などの石膏原型が、今後、外型込め、中子型などの工程を経て、金属に生まれ変わるのが楽しみです。
●参考:挽型法による石膏原型の製作(以前のお知らせ)
https://suncenter.co.jp/takaoka/2023/news/1713/
(HI)
撮影:梶原 淳生(特別講師)
●鋳造コース紹介
https://suncenter.co.jp/takaoka/2023/news/508/
●生型の型込め・溶解・鋳造
https://suncenter.co.jp/takaoka/2023/news/1251/