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「デザイン・発想講習会」第2回レポート

2026年10 月3日(土)、高岡市デザイン・工芸センターにて「デザイン・発想講習会」第2回を開催しました。講師は、精密機器メーカーでの勤務を経て、高岡市の地域おこし協力隊として3年間活動されていたフリーランスデザイナーのみねを(菅野尚子)氏です。今回は、デザインを考える上で役立つ「アイデア出し」を学べる4つのワークショップが行われました。

 

1【連想ゲーム】まずは言葉にしてみよう

最初のワークでは、「カレー」をテーマにした連想ゲームに挑戦しました。制限時間は10分です。「カレーといえば…」で思いつく言葉やイラストをみねを氏特製・カレーマインドマップに書き出していきます。

「ご当地カレーの種類は?」「カレーを食べる季節といえば?」「カレーのサイドメニューは何だろう」など、まず書き出してみることで「カレー」を構成する要素が何か客観視することができます。また、大きなまとまりごとに色分けをしたり、階層を変えたりすることで、ただカレーについて書き出しただけの紙が情報を整理し分析するアイテムになることを体感しました。参加者からは「頭で考えるスピードと、手で書き出すスピードの違いに気づけた」といった感想も寄せられました。

2【マインドマップづくり】言葉を目でみよう

次に行ったのは「マインドマップづくり」です。まずは3〜4人のグループごとに、「三匹のこぶた」や「一休さん(屏風の虎)」、「新商品の販売方針をめぐる会議」などの短編文章(500〜900文字程度)から好きな題材を1つ選びます。

文章を選んだら、登場人物や物語の展開を言葉やイラストを使ってマップ化。「いつ・誰が・どこで・何を・どうした・どう思った」といった要素を視覚的に整理することで、文章だけでは分かりにくかった全体像が一目瞭然になりました。そして、問題や課題の整理、情報共有、自分の状況を伝える際にも、マインドマップを作成することで周りへスムーズに共有できることを体感しました。

3【単語帳づくり】もう一度言葉にしてみよう

次に行ったのは、自分だけのオリジナル「単語帳づくり」です。 今回は「大きさ」(大きい、極小の…)、「色み・温度」(明るい、暖かい…)、「質感」(ザラザラ、つるつる…)、「気持ち」(嬉しい、びっくり…)という4つの切り口から、それぞれ思いつく単語を書き出していきました。

また、こうしたアナログな単語帳の作成にとどまらず、言葉を掛け合わせて発想を広げる便利ツールとして「AIひらめきメーカー」や、みねを氏が自作した「花鳥風月図案ひらめきメーカー」なども併せて紹介されました。

4【自由カレーづくり】言葉から生み出そう

最後のワークは、グループで行う「自由カレーづくり」です。 先ほどのワークで作成した4種類(「大きさ」「色み・温度」「質感」「気持ち」)の単語帳を使い、以下の手順でグループごとにオリジナルカレーをつくります。

  1. グループ内でそれぞれが担当する単語帳を決める

  2. 1人ずつランダムに単語帳のページを開き、単語4つを組み合わせる

  3. 完成した組み合わせから自由にイメージを膨らませてカレーのイラストを描く

普段考えつかないような意外な言葉の組み合わせも、グループで話し合ってイラストにすることで、想像が膨らみました。

最後は、グループでつくったカレーを並べてみんなで鑑賞会! 「月サイズ×目玉焼きが焼ける程熱い砂漠の砂の暑さ×パンパン×泣くに泣けないカレー」「爪の先×朝の日の中の×床のガムのようなネチャネチャ×ドコドコなカレー」といったユニークなもの、「一畳×天ぷらあげ180度×とろとろ×温まるカレー」といった美味しそうなものまで個性豊かなカレーが完成しました。

まとめ

今回の講習会では、「カレーの連想ゲーム」や「短文からのマインドマップ化」などを通じて、自分の思考を書き出し、視覚化して整理することの重要性を体感しました。また、「自由カレーづくり」のワークでは、例えば「月サイズ」という言葉から「クレーターを描く」「横に他の惑星を並べる」「背景を夜空にする」といったアイデアがグループ内でも自然と溢れ出ており、普段のコミュニケーションでも無意識のうちに連想ゲームを使ってイメージを具体化していたことに気づかされました。

今回の講習会の経験は、今後の作品づくりや企画立案において、大きな力を発揮してくれそうです。

次回のデザイン・発想講習会は、1月16日(土)に開催予定です。

(S)

※この講習会はデザイン・工芸センター事業参加者限定での開催です

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