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テクノドーム展示作品の紹介(2)

高岡テクノドームのエントランススペースでは、高岡市所蔵の高岡市伝統工芸産業技術保持者の作品が展示されています。

400余年の長い歴史の中で受け継がれてきた高岡が誇る伝統工芸の技術・技法の流れを汲む作品たちをどうぞご覧ください。

 

漆工の作品展示風景

 

 



 

 

今回は、内島 修蔵(うちじま しゅうぞう 1911-1999)氏の功績、作品をご紹介します。

 

 

[指定年度]昭和43年度 [指定技術]漆器・彫刻塗

内島 修蔵(うちじま しゅうぞう)【雅号】修芳(しゅうほう) 1911-1999

 

 

牡丹彫飾鉢(ぼたんぼりかざりはち)

昭和48年作 素材・技法/桂・彫刻塗 寸法/高さ5.5cm×径39cm

高岡漆器彫刻塗は、色漆を使い漆刷毛で絵画的に塗り上げていくのが特徴で、描写力と熟練した技が要求される技法である。氏の手掛ける作品は、日本画を連想させる独特の表現技法と金箔を用いた彩色塗技法が特徴で、芸術品としての価値へと高めている。

 

[功績概要]

大正15年高岡市立川原小学校を卒業し、定塚町本多富次郎氏に師事。昭和3年に独立し、高岡漆器の特色である彫刻塗に専念する。工法は彫刻した手箱、硯箱等に彩色装飾をほどこすもので、この工法に多くの技法をあみだし、高岡漆器の発展に大きな貢献をした。また、弟子も多数養成した。昭和初期には高岡漆工の研究団体「みどり会」において中核的存在として献身的に活動し、富山県漆器商工事業協同組合理事、西部塗装部会長として活躍。塗装部門における第一人者であった。

[表彰・受賞歴]

昭和42年 社団法人日本漆工協会優秀技術者表彰

昭和48年 高岡市市民功労者表彰、技能功労者表彰

昭和49年 富山県功労表彰

昭和53年 黄綬褒章

昭和59年 勲六等単光旭日章

平成 8年 富山新聞社富山風雪賞

[経歴]

大正15年 彫刻塗師本田富次郎氏に師事し彫刻塗技術を学ぶ

昭和 3年 独立開業、漆彫刻塗りに専念

昭和44年 高岡市伝統工芸産業技術保持者指定

昭和45年 高岡漆芸みどり会会長

昭和49年 伝統工芸高岡漆器協同組合副理事長

昭和52年 伝統工芸高岡漆器協同組合後継者養成スクール講師

昭和58年 高岡巧美会会長

昭和59年 伝統工芸士に認定

 

(AK)

 



 

 

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