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テクノドーム展示作品の紹介(3)

高岡テクノドームのエントランススペースでは、高岡市所蔵の高岡市伝統工芸産業技術保持者の作品が展示されています。

400余年の長い歴史の中で受け継がれてきた高岡が誇る伝統工芸の技術・技術の流れを汲む作品たちをどうぞご覧ください。

 

漆工の作品展示風景

 



 

 

今回は、金場 正一(かねば しょういち 1932-2018)氏の功績、作品をご紹介します。

 

 

[指定年度]平成6年度 [指定技術]漆器・木地

金場 正一(かねば しょういち)1932-2018

 

 

八角菓子器(はっかくかしき)

素材・技法/桂・指物 寸法/高さ9cm×径23cm

本格的な指物木地の数少ない後継者として、小物から茶棚等といった大きな作品まで手掛ける。鉋を用いた、胴張りの箱物やほぞによる組み立て細工等に優れた技を保持している。また、塗りの技術にも精通しており、勘所をおさえた仕事は塗師や業界から高い評価を得ている。

 

[功績概要]

川端芳雄氏に師事し、漆器木地加工技術全般を習得。昭和33年に独立する。特に指物木地作りにおいて優れた技術を有し、複雑な指物木地作りは氏の右にでるものはなく、その丁寧で美麗な仕上がりは業界内より絶賛された。高岡漆器伝統工芸士会会長としてその技術を広く公開するなど、指物木地加工の第一人者として業界の発展に貢献した。

[表彰・受賞歴]

昭和48年 全国漆器展富山県知事賞

平成4年? 日本漆器協同組合連合会表彰

平成9年? 伝統的工芸品産業功労者表彰(中部通産局長)

社団法人日本漆工協会表彰

平成11年 日本漆器協同組合連合会表彰(通商産業大臣)

平成15年 勲六等単光旭日章

高岡市市民功労者表彰

 

[経歴]

昭和20年 川端芳雄氏に師事し漆器木地加工の技術を習得

昭和32年 独立自営、現在に至る

昭和54年 伝統工芸士に認定

平成 7年 高岡市伝統工芸産業技術保持者指定

平成11年 高岡市伝統的工芸品技術・技法の継承者育成事業講師

 

(AK)

 



 

 

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